家を買ったママたちの本音座談会

家を買ったママたちの本音座談会

ママ住まWEBサイトがOPENして一番最初にアップした特集「これが一番知りたかった!家を買ったママたちの本音!」。数年経っている今もなお、皆さんに読まれ続けている記事なんです。そこで今回は、その本音座談会を今年も開催しました。ママ住まの家づくりクラブのメンバーも参加して、よりリアルな体験を皆さんから伺うことができました。
【目次】
  1. 今の家を購入したいと思ったきっかけ(スイッチが入った瞬間)は?
  2. 今の住まいを決めるにあたってその土地を決めたポイントや重視したことは?
  3. 企業選びの一番の決め手は?
  4. 新築住宅・中古住宅・二世帯リフォーム・マンションそれぞれの良い点を教えてください。
  5. 失敗したなと思う点は?
  6. 今後、購入される方へのアドバイスをお願いします。
  7. 『家づくりクラブからの質問・感想』

Q1. 今の家を購入したいと思ったきっかけ(スイッチが入った瞬間)は?
いづみさん

いづみさん

30代。ご主人、小学2年と年長の2人の娘さんの4人家族。住まいは豊平区に注文住宅を購入。趣味は読書。最近ハマっているのはピラティス。

育った環境と夫婦の意見の一致。

私も主人も子どもの頃、一軒家で育っているのと、私たちが家を建てる2年前に、主人の実家も注文住宅を購入したこともあり、結婚したら家を持つぞという気持ちがありました。
育った環境もあると思いますが、私も主人もマンションという選択はなく一軒家に住みたいという気持ちが一致していました。
もちろん、家賃がもったいないというのもありますが、一人目の子どもができて、さらに家族を増やしたいとなったとき、妊娠してから動き出すのは大変なので、今から準備しておいたほうがいいと思ったのがきっかけです。

桃さん

桃さん

30代。ご主人、年少と1歳半の息子さんの4人家族。住まいは南区に1年前に注文住宅を購入。趣味は水泳・旅行。

住宅を取り巻くニュースや友人との会話。

うちも家族構成が変わることや家賃が大きなきっかけではあります。
ただ本当に一番始めのきっかけとしては、消費税増税のニュースや、住宅購入の優遇が年々条件が悪くなるとか、ローンの話などを周りから聞いたり、友人たちが次々に家を建て始めたのが、今思うと家を購入する最初のスイッチだったかもしれません。意識的に土地情報とかに耳が反応するようになっていったような気がします。
ママ友などと会話でも家の話題が多くなり、改めて家計を見直してみると、家賃を払い続けることがもったいないと思うようになりました。

トキミさん

トキミさん

30代。ご主人、小学生二人のお子さんの4人家族。横浜からで札幌へ移住。趣味はランニングで月に500㎞も走ることも。住まいは中央区にマンションを購入。

母からの助言。

最初は横浜にマンションを購入して住んでいました。
購入するときは、ローン=借金という考えが強かったので躊躇していたのですが、母から「ローンを組んでも家は資産として残るよ」と言われると気持ちが動きました。
札幌に来てから購入したマンションは、完成時期がちょうど転勤と一同時期だったことや、横浜のマンションと同列会社だから話がしやすいという点もあり、今の場所に決めました。
私も主人ももともとマンション派ですが、北海道は雪が降るので、雪かきが必要ないのが助かります。

ユミコさん

ユミコさん

40代。住まいは中央区に中古住宅を購入。ご主人、中学2年の娘さんとの3人家族。趣味はランニング。

子どもの成長と住宅減税。

子どもが小学校に入るタイミングで、住宅減税が15年→10年に短縮されたという情報が大きなきっかけになったと思います。それまで住んでいた賃貸住宅は、転勤族が多く、非常に仲もよく居心地がよかったのですが、仲良くしていた方も転勤で引っ越してしまったので、良いところがないか探していた時、偶然、新聞広告で賃貸の家から近い物件広告が出ていて、広告の出た午前中のうちに連絡して主人と内覧をさせてもらうことになりました。まだオーナーさんが入居していたので、住宅地の周辺環境や近隣との関係が非常に仲が良いという話や、どうして売ることになったのかなど、直接聞くことができたのも安心して住む為の判断材料になりました。

ユミコさん

久美子さん

30代。ご主人、小学1年と年少の息子さんの4人家族。住まいは二世帯同居を機に、ご主人の実家をフルリフォーム。趣味は読書、ブログ。自宅の一部を「来mamaルーム」としてママ向けのイベントなどを開催中。

高齢の両親との同居。

主人の両親も高齢だしリフォームして一緒に住もうかなどと話をしているうちに、主人のお母さんが倒れて、それまで住んでいたところから東区の実家の近くの賃貸へと引っ越しをしました。
しばらくして母が亡くなり、父が認知症となって実家のフルリフォームに踏み切りました。実家で土地代がかからないということで、思い切ってフルリフォームに。
私自身はマンションとか戸建とかこだわりはなかったのですが、間取りにはこだわりたかったのと、主人は戸建派で且つ、自分の実家で住むということで、お互いのニーズがフルリフォームという選択肢で一致していたのもあります。

アサさん・クニさん

今回は、家づくりクラブのアサさんとクニさんも参加してくれました。

Q2. 今の住まいを決めるにあたってその土地を決めたポイントや重視したことは?

いづみさん
実家を中心に。
うちは豊平区なのですが、主人の実家ももともと区内でその後の引っ越し先も区内だったこともあり、主人の中で仕事場近くは避けたかったというのと、主人はよく実家にも行くので自分の実家と主人の実家に帰りやすいところで、同じライン上で近いところを探しました。優先順位としては、主人の実家があって、私の実家があって、仕事場が一番遠くて・・・という考え方をして決めました。もともと双方の実家とのコミュニケーションも多いので、今の場所は自然な流れで決まったと言えます。

桃さん
私は南区なのですが、主人は逆にバスでの通勤がしたい人で。もともとは地下鉄近くの賃貸だったのですが、主人の中で実家が南区だったこともあり、子供ができたら緑があるところでと思っていたようで南区の現在の地区でと前々から話していました。私にとって南区はあまり馴染みのない地区だったので住むことに対して少し抵抗がありました。主人の実家のある地区だと交通の便も考えると少し不便さを感じるので、できれば避けたいなとも思っていました。以前の賃貸だと主人の職場へは地下鉄だと乗り換えもあり、バスだと近くまで行けるというのもあってバスでの通勤がしたかったようですが、ただ先ほどのお話にもあるようにバスだけだと路線廃止の心配や冬場に時間が読めないということで、絶対に変わらない地下鉄のそばでなくては駄目だと主人も考え、地下鉄徒歩圏内のさらにバスが使える現在の地区にまずは賃貸で住み始めました。その後主人が2年かけて周辺を車でまわり、空きそうな宅地を探し続けました。そういう意味では我が家の土地探しはまさに調べるのが得意な主人主導だったと思います。結局、主人が目をつけていた場所が更地になったので、不動産屋さんにも情報をこまめに聞いて早めに入札情報も入手しました。結局その場所はハウスメーカーさんが一括で土地を買い上げして条件付き宅地として40件ほどの売り地となりました。私たちは早くから目をつけていたんですが、夫婦そろって大きな決断の前にはじっくり考えるタイプで1週間悩んでいたらあっという間に7割が埋まってしまい、一番日当たりのいい場所などは売れてしまいましたが場所も気に入っていたので購入を決めました。私はあとから知りましたが、主人が探したその場所は交通機関が充実しているだけでなく、緑も多く、学校も10分圏内にあり通学も車通りの少ない道路なので安心です。区役所や郵便局なども近く、大きな公園もあり非常に暮らしやすいエリアでした。

トキミさん
アクセスの良さです。
北海道は雪が降るとJRが止まることがあると周りから聞いていたのを、主人が「絶対、地下鉄付近にしてほしい!地下鉄が近いところに探してくれたらもう何も言わない」というので、今の物件が地下鉄徒歩6分という駅チカ物件ということで決めました。地区の環境は全くわからなかったのでお姑さんにいろいろ教えてもらい、街の中心部にもアクセスも近く便利、とにかく地下鉄まで歩いていけること、主人が最悪仕事で終電に乗れなくてもタクシーで帰ってきても割と近いということも決め手でした。同じ系列会社でここの他にもあったのですが、そこは物件も残り2戸しかなく間取りが気に入らなかったというのと、主人の会社からは遠いということもあったので、選択肢からは外れました。

ユミコさん
暮らしやすさを考えて。
最初に住んでいた賃貸マンションは西区だったので暮らしやすく便利だったし、子どもも知っているお友達が通っている小学校のほうがいいのではないかと思って、まずは同じ学区内で自分の知っている様子のわかるエリアから探し始めました。今の家は学区が変わってしまいましたが前の学区とのちょうど境目での場所でもあって、スーパーなども徒歩圏内、主人の会社までも歩いていくことができます。騒音もなく、とても暮らしやすいです。地下鉄までの距離もあまり気にならない程度で、雨などのときには目の前にバス停もあり非常に立地としてはいいと思います。昔からの住宅地なので人と人の結びつきが強く、隣に住む方の顔が見えるお付き合いができて安心感があります。

久美子さん
実家の土地があったので。
我が家は実家の改築ということで土地の選択の余地はありませんでした。最初に住んでいたところを選んだときは主人が仕事場周辺は避けたいということで白石区に住みました。大きな公園など子どもが遊べる公園も近くて気に入ったエリアだったので公園前で売り出していた住宅などにもかなり興味を持ったりもしましたが、タイミングがあわなかったり、治安や地盤の不安が気になり踏み出せませんでした。結局、今の住まいは街までも近く車で動く私には便利なエリアです。ただ店が一か所に集中していないので、冬場の買い物などは子どもが小さかったときには特に車がないと不便で、我が家も車を主人と私とで2台所有ですのでそういう面では少し大変さがあります。

Q3. 企業選びの一番の決め手は?

いづみさん
もともと気に入っていたので。
2年前に主人の実家が同じハウスメーカーで建てていて、ちょうど自分たちが建てたいと思っていたのも同じメーカーでした。でも土地重視で最初は考えていて非常に気に入ったところがあったので違うメーカーだったのですが仮契約までしていよいよ本契約というところでやめたことがありました。そのメーカーさんはそれまで賃貸産業を主にしていたのですが住宅産業に進出してきたばかりで標準装備なども一切なく、金額などについてもかなりあいまいで、それは本契約の段階においてもあいまいな部分が多くて心配になったのが原因です。今のメーカーは金額が明確で、標準設定としてたくさんのメーカーから選ぶことができたし、ショールームなどもあって実際に設備などを見ることもできたりして、担当者も両親の家をお任せした方と同じ方だったという安心感もあり、もともと気に入っていたハウスメーカーにお願いしました。土地選びも担当者を通して気に入る土地を探してもらいました。

桃さん
条件付き宅地だったので。
いろいろなメーカーの家を見て、友人も建てたメーカーが気に入っていました。でも主人が選んだ土地は条件付き宅地だったのでメーカーは選べませんでした。メーカーのことは最初よく知りませんでしたが、建物は30年もすれば価値は下がっていくが土地は一生の財産と思って土地重視で購入しました。

トキミさん
以前住んだマンションのイメージが良かったので。
横浜で最初にマンションを購入したとき、他のメーカーさんと比べても対応がとってもよかった印象があります。とかく上から目線の方が多い中で、小さい子連れの私たちにもとても親切でした。実際見学しているときに長い時間かかってしまっておむつの替えがなくなってしまい困っていたら、社員の方が買ってきてくださったり、家まで送迎してくださったり、送ってきたパンフレットにマンションのこととは直接関係がないお話をも交えた手書きのお手紙が入っていたりと、本当に心配りを感じました。札幌のマンションを購入するときにも札幌の担当者も横浜のときと同じようにとても対応がよく、担当者で会社のイメージは大きく左右するなと感じました。とにかく私たちは人重視で会社を選んだというかんじです。

ユミコさん
物件ありきでメーカーは選べず。
私たちは物件ありきだったので、メーカーは選べませんでした。実際に住む前に少し手を入れなくてはいけない部分もあったのでもともとのメーカーとは違う業者さんの大工さんに入ってもらったんですが、床下など気になる部分もしっかり見せてもらいました。ハウスメーカーさん自体も知らないところだったのですが、実際に見せてもらえて築20年も経つのにつくりがしっかりしているなと感心しました。実際に住んでみても中古住宅なので窓の結露などは多少ありますが、クローゼットの中などが結露することはありません。

久美子さん
最初に建てた大手メーカーの土台があったので。
実家を最初に建てた大手メーカーでその時の土台などの書類などが会社に残っていたので同系列会社でリフォームをお願いしました。間取りにはこだわりたかったので自分のイメージは雑誌などから切り抜きしてドリームコラージュを作成して担当者に伝えたのですが、担当者の方もそういうことをするのが好きな方で非常に意気投合し信頼関係が築けて、嗜好が似ていたのか私の想いをうまく形にしてくれました。家に使うパーツなどもいろいろ置いてあるところがあり、そういうところで実際に見ながら選べたのもよかったです。

Q4. 新築住宅・中古住宅・二世帯リフォーム・マンション、それぞれの良い点を教えてください。

いづみさん
いろいろとこだわれるのが注文住宅の良さ。
注文住宅は、いろいろとこだわれるのが一番良い点かなと思います。我が家は、

  • 間取りで言うと、キッチンからリビングや子どもたちが見えるつくりにこだわりました。
  • 主人にも洗面台を広くとったのはすごく好評です。
  • 洗面台のスペースとお風呂のスペースを分けて、洗面スペースの壁に大きく鏡を取り付け、クローゼットも近くに作って下着類などをおけるようにしたのが便利。
  • お風呂に誰かが入っていても洗面台を使えるのはこれから娘たちが大きくなっても、来客が来ても動きが制約されないのでとても便利だと思います。
  • 玄関に作ったシューズクローゼットもとても役立っています。子どもがベビーカーを使うときに家を建てたのですが、ベビーカーの置き場としても重宝しましたし、帽子なども取りやすく、靴もすぐにしまえるので使いやすいです。
  • 物置を家に組み込み式のものにしました。よく家を建ててから物置を置いてしまってせっかくの家の外観が損なわれるということも聞きますが、最初から組み込んでおけばそんな心配もないのでよかったと思います。

桃さん
周囲からのアドバイスも聞いて◎
私も色々とこだわりました。例えば、

  • 子どもが大きくなると男3人になるので、広い洗面台にして並んで使えるよう。洗面台を独立させたのが実際に生活してみると便利でした。
  • 2Fに納戸を作りました。
  • 各部屋にもクローゼットをつけましたが、それでも行き場のないものってけっこうあって、そういうものを一手に引き受けてくれています。
  • 無駄な部分に思えましたが、2Fのフリースペースに物干しスペースを作ったのも冬が長い北海道では大正解でした。
  • 洗濯物干しスペースは他にも1Fに昇降式の物干しを設置したのも重宝しています。
  • 脱衣所に服入れを作ったのも便利でした。
  • あとは掃除が楽なのが一番いいよというアドバイスを実際に建てた人に聞いていたので、全体的に手入れが楽なことを重視してオーダーしました。(例えば洗面台の蛇口も壁付けのものにしたり、キッチンの蛇口も濡れた手で触っても水が垂れてこない設計のものにして水アカがたまらない設計にするなど工夫)

トキミさん
マンション特有の景色と共有施設。
マンションは、住んでいる階にもよりますが、我が家は、部屋を選ぶ段階で景色を楽しめるように考えて選びました。高層階だと、花火なども見えるのでとっても景色はきれいですよね。マンションと言えば、共有部分があるのが特長でもあります。子どもの遊べるスペースやゲストが来たときに宿泊できるゲストルームの有無なども考慮しました。今のマンションにはベーカリーも入っているので、朝ごはんにパンを買ってくることも。同じくらいの世代も多いので子どもの登下校が大人数で行けるというのも魅力です。特に下の子はまた1年生で心配だったので大人数での登校は本当に安心です。あとはオール電化だったというのが決め手です。ガスとの併用よりはぐっと安いと思います。間取りや内装で言うと、選べるのは壁紙などです。友人からダーク系の色を選ぶとごみが目立つと聞いたので白系を選びましたが明るい感じがしてよかったです。他には主人のこだわりでトイレにお金がかかりました。タンクレスで小鳥の声が聞こえるリラックストイレです。なかなか小鳥の声は利用する機会がありませんが(笑)。他にはオプションとして洗面ボウルの形が選べたり、お風呂の形状を選べたりというのがありました。

ユミコさん
何といっても立地の良さ。
中古物件の良さは、やはり立地が良い場所にあるということです。なので、我が家が立地を選ぶ際に、ポイントとして加えたのが地盤。上モノはいつか劣化してしまいますから。地盤が悪ければそれを強固にするためにさらに費用がかかることもあるようなので、素人ではなかなか地盤の良し悪しがわかりませんが必ず確認しておいたほうがいい大事なポイントだと思います。実際に自分の家の庭を掘った時に石がゴロゴロ出てきて地盤が固いんだなぁと実感しました。他に我が家の場合は中古物件の割にはコンセントがたくさんついていました。そういうところもチェックしておくといいかもしれません。

久美子さん
新築より建物にお金をかけられる可能性も。
我が家は既に土地があったので、土地代はかかりませんでしたが、土地があれば、リフォーム費用に充てることができます。フルリフォームで、内装にも間取りにも、こだわりました。メーカーに要望を伝えるときには、細かく指定するのではなく、ドリームコラージュをフル活用してイメージを伝えました。メーカーはそのイメージをもとに提案をしてくれて、たまたま担当者の方と雰囲気や嗜好性があっていたということもあり、思っていたようなものを提案していただきました。ただ口頭では人のイメージというのはなかなか伝わりにくいので写真などを使うのはとてもいい手段だと思います。あとから家具を買い足したくなかったので、ほとんどを作りつけの収納にしました。シューズクローゼットを設けたり、各部屋には必ず収納というように徹底してつけたのがよかったと思います。個人的には食洗機が本当に便利でこれなしではやっていけないというくらいです。あとお風呂を広くとったのが子どもたちも水遊びなどもできるのでよかったです。

Q5. 失敗した点は?

いづみさん
コンセントの位置や外壁。
失敗したという点ではコンセントは設計士の方の通常この辺につけますよという意見を参考に自分たちで考えてつけたつもりなのですが、住んでみるとここではなかったなというところが出てきました。特に子ども部屋のコンセントは机とベットを置くつもりでコンセントを考えたはずなのに、いざ机などを入れて見ると使いづらくて我が家の場合だともう少しドアの付近でもよかったなと思っています。あと我が家は白の外壁で、雪が降ると雪の白に負けてベージュっぽく見えて少しイメージが違いました。
内装の壁紙も白にいいかなと思っていたら、メーカーの方に全部白にすると目が疲れるからクリームがかった白にするようがいいですよとアドバイスしてもらいました。

久美子さん
窓枠が昔のままで寒い!
我が家で後悔したなと思う点なのですが、リフォームなので窓の位置や窓枠などが昔のままなのでけっこう寒いので、脱衣所に暖房をつければよかったです。あとは子どもが小さくて汚れた手で玄関から入ってくるので、玄関外に水道をつけてそこで手を洗えるようにすればよかったかなと思っています。他にせっかくアイランドキッチンにしたのにコンセントつけていなくて作業台の上でミキサーなどを使うときにはコードが壁との間で浮いてしまいひっかかってしまいそうで危険なのでコンセントをつけるべきでした。

Q6. 今後、購入される方へのアドバイスをお願いします。

いづみさん
実際にモデルハウスやオープンハウスを見にいくのがオススメ!
特に入居前の住居の公開をしているのは、実際にこれから住む家なのでリアルなアイディアがたくさんあります。夫婦でたくさん見学して、なるべく具体的に意見をすり合わせておくと、お互いに話して決めたことだからもめないし、選びやすくなると思うので。足しげく通って自分の好きな家とか間取りとかを見つけるというのが大事かなと思います。

桃さん
とにかく立地にこだわってほしいです。
自分たちが欲しいなと思った場所を遠目で見ているだけじゃなくて、実際に自分たちの足で見て回ることが大切です。そしてできるだけ実際に建てた家のオープンハウスなどを見るといいと思います。モデルハウスだと理想の塊なのでオープンハウスだと現実感があって参考に。あと、毎日使う家の設備などには妥協しないほうがいいですね。実際、私たちも外壁などは標準仕様から選ぶようにして設備には妥協しなかった結果、日々の生活がとても快適になりました。少し後悔している点としては子どもを部屋に壁を設けなかったのですが、いずれ壁をつけなくてはならないので、最初から間仕切り扉などをつけておけばよかったかなと思っています。今は子どもが小さいのでリビング階段もいいのですが、声などが筒抜けすぎて本当によかったのか迷いも少し生じています。

トキミさん
情報収集が大切です。
我が家は将来的に考えてもしマンションを手放すときや賃貸にするときに価値があるかどうかも考えました。あとは実際に高齢の方の話を聞くと雪かきが大変だからマンションにしたということも聞くので、今だけじゃなくて将来のことも考えてから買うのも大事かなと思いました。

ユミコさん
メンテナンスのコストが新築よりも早くかかることを視野に。
資金に余裕を持ちたいということで中物件を選ぶ方も多いとは思いますが、通常10年、15年先にかかるであろうメンテナンスが前倒しになってくることを考えておいたほうがいいです。

久美子さん
子どもが巣立ったときのことを考えて。
これから家を持つ方にはぜひ子どものことばかりではなく、子どもが巣立って夫婦二人になったときのことを考えてほしいと思います。たとえば2部屋分をぶちぬいて1部屋にしたときにそのままではなくて間仕切り扉を設けて置くと普段は広く使えて、これから先に家族構成が変わった時や、今度は自分の両親がどうなるかわからないのでそういうときにも対応できるかなと思います。

Q7. 『家づくりクラブメンバーからの質問・感想』
【家づくりクラブメンバーからの質問】

Q. オール電化って実際どのくらいの光熱費がかかっていますか?
  主人の両親との同居を考えているのでランニングコストは気になるんですが。

トキミさん
マンションの我が家の場合、冬は光熱費として2万円くらいですね。蓄熱暖房で、北海道に来て初めて知ったので扉をあけて「下駄箱じゃないんだ」って思いました(笑)

いづみさん
戸建の場合は冬の光熱費で言えば、2万円よりもう少しかかりますね。

Q. 家具を購入するのと作りつけの収納を作るのはコスト的にどちらがいいのでしょうか?
  作りつけの家具を増やすと模様替えができないかなと思うのですが。

久美子さん
そもそも模様替えをしない前提で作っています。コスト的に作りつけの収納などを作ると高いのですが、絶対にここのものは動かさないというところには作りつけでお願いしています。ですから子供部屋の机などの家具などはどうなるかわからないので、購入家具にしています。おそらく濱谷さんが大きく模様替えするのは単世帯になったときかと思うので、その時のことも考慮しながら間取りを検討するといいのではないでしょうか?我が家の場合、お互い気兼ねしなくてもいいし主人のお父さんの部屋は出入りのしやすさなども考えて玄関や洗面所のそばに部屋を設けました。いちいちリビングを通らなくても部屋にいけるのでお父さんも便利でしたし、お父さんが使わなくなってからはその部屋を教室などにもできましたし。

いづみさん
作りつけのもののほうがすっかりするし、一度作ってしまうと模様替えをする必要がないんですよね。私もダイニングのところに高さのある収納を作ってもらいましたが、5年くらいたっても模様替えしてないです。模様替えしようがないというか、する必要がないというか。何かあったらすぐにしまえばすっきりできるし。

ママ住ま編集部
参加された家づくりクラブのアサさんからは、「今住んでいるエリアは気に入っているのでいいところがあればとは思っていましたが、今日は新築、中古物件、リフォーム、マンションとあらゆる分野の話が聞けたので、それぞれのいいところを取り入れてこれからの家づくりに活かしたいと思いました」との感想をいただきました。また来年度も開催できればと思っています。