わたし流アンティークテイストの家
わたし流アンティークテイストの家
間取りから何から全部自分の思いどおりにしたい。そんな奥さまが3年間練りつづけた、ネイルサロン併用の住まいです。
[ 札幌市 Iさん邸 ]
ご家族構成 |
ご夫婦+お子さま2人 |
完成 |
2013年9月 |
設計・施工 |
サンオーホーム |
暇さえあれば間取り図を描いて
結婚したときから一軒家は憧れだったんです。具体的に “暮らしたい間取り”を紙に描きはじめたのは、3年くらい前だったかな。暇さえあれば描いてましたね。夫が希望したのは「パソコンスペースが欲しい」という、その1点だけで、間取りも仕上げも完璧にわたしのしたいようにしました。あれこれ言われることもなく、本当に思いどおりにできて良かったですね。夫のスペースは寝室横に3帖のウォークインクローゼット兼書斎として設け、2階の廊下には家族で使えるパソコンコーナーをつくっています。
車2台分のカーポートは、アプローチとしてデザインも考慮。
2階に設けられた家族のパソコンスペース。
寝室の両サイドに、夫婦それぞれのウォークインクローゼットを設けて。
左はウォークインクローゼット、右へ行くとユーティリティ、浴室につながる使い勝手のいい動線。
子供部屋。天井には照明をつけると光る蛍光壁紙を採用。
“したいこと”を100%受け入れてくれる会社
わたしが希望したのはナチュラルカントリーで、お店みたいな変わった家。インテリアは小ぎれいなアンティーク調が基本です。間取りから仕上げまで全部自分で決めたいと思っていたので、わたしの強いこだわりを理解して実現してくれる会社がいいな、と思ってました。その点、サンオーホームさんは、わたしが施主支給で持ち込んだ、かなりたくさんのものをすべて受け入れてくれました。工事途中でも納得がいかないと変更をお願いしたり、現場監督さんにはとても良くしていただきましたね。だんだん、わたしの好みもわかってくださったようで、ネイルサロンとキッチンの間に設けた小窓の扉は、現場監督さんが「こんなのどうですか?」ってつくってくれたもので、とても気に入ってます。
玄関を入った瞬間に見える風景。アンティークのミシンを利用したテーブルも素敵。
廊下からアーチ型の入口を入ると、ショップのディスプレイのようなシューズクロークが。どこまでも完璧です。
奥さまの仕事部屋になるネイルサロンはローズ系のピンクであたたかく。
ネイルサロンとキッチンの間に設けた小窓の扉は、現場監督さんデザイン。長男くんが、この窓からよくママの様子を覗きこんでいるとか。
トイレだってしっかりデザイン。
1階トイレ横の手洗い。水栓もネットで調達。
自分で楽しく大工仕事&塗装も
今回の家づくりでは、わたし自身も板を切ったり、現場監督さんから自分で取り付けていいと言われたものは付けたり、塗装もしました。おかげで丸ノコやら何やらで大工道具がずいぶん揃いましたね(笑)。大工仕事や塗装はずっと“やりたい願望”があったので、とっても楽しかったですよ。「ここに、こういうのが欲しいな」と思って探して見つからないときは、自分でつくるしかないですしね。間取りからモノ選び、カラーコーディネート、取り付け、塗装まで、ホントに楽しい家づくりでした!
リビング・ダイニングとの間の壁に入れたステンドグラスと、階段のアイアンの手すりの雰囲気もぴったりマッチ。
リビング側から見たステンドグラス。周りの木枠は奥さまが塗りました。
LDK空間。住み始めて間もないのに、すっかり暮らしに馴染んでいる印象。
収納下に置かれたボックスも奥さまの手製なら、テレビ台は一度解体して組み立て直して塗装。
ママ住まからの質問
Q.
間取図で参考にしたものは?
A.
オープンハウス、雑誌・書籍
オープンハウスでその家が気に入ると間取図をもらってきて、最初のうちは真似しながら描いてました。家に関する本も早い段階から買い込んでましたね。3年の間に間取りもだんだん、真似っこから自分スタイルに変化していった感じです。
Q.
インターネットはどう活用した?
A.
家づくりの学習、施主支給品の購入
キーワード検索+掲示板で、サイディングのことなど知りたいことをいろいろ調べて勉強しました。ドアやノブ、照明、水栓金具など、施主支給でサンオーさんにお渡ししたもののほとんどがネットで買ったものです。
Q.
思いがかなえられたポイントは?
A.
理解ある工務店との出会い、センスある現場監督
別の会社にも聞いてみましたが、希望どおりにできないことが多かったり、できる場合も規格外だと費用がぐっと上がると言われ、予算的に難しかったのでやめました。その点、サンオーホームさんは施主支給なら可能、予算的にも大丈夫と言ってくれたんです。素人でもできる取り付けや塗装を許容してくれたり、漠然とした希望に対して提案を3パターンくらい出して選べるようにしてくれたり。現場監督さんがとてもセンスのいい方で、わたしのこだわりを理解してくれたし、いろいろ意見もいただいて楽しく進められました。
Q.
予想どおり良かった部分、予想外に良かった部分は?
A.
2階の動線、夫のスペース
2階は脱衣・洗濯・乾燥・収納が一連の流れでできるように、お風呂〜洗面・ユーティリティ〜クローゼット〜寝室を一本の動線で結んでいますが、予想どおり、とても使いやすくて気に入っています。予想外というわけではないけれど、最近の雑誌の特集などを見ても良かったなと思うのは、夫のクローゼット兼書斎ですね。家のどこかに夫のスペースを設けるのがいい、というのが最近の傾向みたいです。
Q.
家づくりに向けて準備したことは?
A.
車のローンの早期完済、断捨離
憧れの一軒家に向けて、車のローンも早めに払い終えるようにしました。あとは、間取図を描きはじめた3年くらい前から、家具などダメになったものは意識的に新居のテイストをイメージしたものに買い換えていました。それから断捨離もしましたね。かなり計画的だなぁ、って感心されます(笑)。
取材に伺ったママ住まサポーターの感想
ママ住まサポーター 大林えりか
ひと言でいえば、センスのよさに脱帽です。玄関ドアをあけた、その瞬間から奥さまの世界観が広がっている感じでした。ネイルサロンをされていることもあるのでしょうね、色の組み合わせが上手だな、と思いました。廊下の斜めの壁に張られたランダムな色の板は、奥さまが塗ったものを大工さんのセンスで貼っていったものだそうですが、その連携もお見事。素敵な仕上がりです。置き家具の中にも自分で塗装したものや、解体して組み立て直して色を塗ったものなど、細かなディテールまで全部奥さまのカラーで統一されていて、すごいなぁと感心するばかりでした。