第3回 知って役立つ住宅のキーワード

様々な住宅雑誌や広告・WEBなどを見ると、専門用語が多く判りにくかったりしますよね。これからの住宅建築に備え、土地探しや住宅の契約をする時に、知って役立つ住宅のキーワードを解説いたします。

瑕疵担保責任―

例として、売買により引渡しを受けた建物の土台が腐っていたというように、売買契約の目的物に隠れた物理的欠陥や法律的欠陥(建築不可能な土地であったような場合)があった場合、売主に故意・過失がなくても、買主は損害賠償請求や契約解除することができる。このような売主の責任をさします。
隠れた瑕疵があった場合、買主は、売主に対して契約解除や損害賠償の請求を主張することができます。一般的に、構造部分の欠陥や建物の雨漏りなどが隠れた瑕疵に該当します。

元金

元金とは、利息を含まない、元々借り入れた金額のことです。
借入金額の総額を指す場合と、元金均等返済における利息以外の部分のように、借入金額の一部分を指す場合があります。

元金均等返済

毎回の返済額が元金を均等割にした額と利息の合計となる利息の算出方式。 最初のうちの返済額は多いが、元金の減りに比例して利息分が減り返済額が小さくなり、元金が均等に減るため元利均等返済と比較すると利息総額(=返済総額)が少なくなる。元利均等返済に比べて、元金の減少が早いため、同じ返済期間の場合、元利均等返済よりも総返済額は少なくなります。

元利均等返済

借入金の最もポピュラーな返済方法です。毎回の返済額が均等になるよう元金部分と利息部分が組み合わされており、元金部分は利息の減少に従って増加していく仕組み。返済額(元金+利息)が一定のため、返済計画が立てやすい利点があります。元金均等返済に比べて、返済開始当初の返済額を少なくすることができ、返済額(元金+利息)が一定になるものを指す。返済額に占める元金と利息の割合は毎回変わるのが特徴。

団体信用生命保険

住宅ローンの返済途中で死亡、高度障害になった場合に、本人に代わって生命保険会社が住宅ローン残高を支払うというものをいいます。
金融機関が、ローンの利用者をまとめて生命保険会社に申し込むもので、掛け金も安く、また加入時年齢による保険料の違いなどもありません。
債権者たる金融機関、販売会社等が契約者となり、債務者の集団を被保険者団体とし、債務返済期間を保険期間、逓減する債務残高を保険金額とする逓減定期保険がその主内容となっています。

米村 大子

プロフィール
米村 大子 / ハウスキーピング協会認定 整理収納AD・宅地建物取引主任者

2008年12月宅建取得・2010年9月整理収納AD1級取得。働くママとして効率よく・心地よく暮らすためのお片付けを提案2011年より整理収納ADとして活動開始。個人のお宅にお伺いし、一緒にお片付け作業をする整理収納サービスや「子どもの発達過程とお片付け」・冬休み企画「ママと子どもの机のお片付け講座」・暮らしスッキリお片付けレッスンも定期開催中!! 17歳と14歳 2娘の母。さぁトークだよ!! 「節電とお片付け」放送、Blog「札幌♪お片付けと暮らしのアドバイス

イントロダクション
現在、専門家コラムで収納カテゴリの記事を書いていますが、私自身が宅建の資格を持っていることもあり、ママ住まさんからの依頼で、住宅にまつわる様々な用語をわかりやすく解説していきます。家を建てたり、物件を探す時によく見るけれど、内容まではよく分からない用語ってたくさんありますよね。知らないより知っているほうが、グンと家づくりも楽しめます。
※掲載文は標準的な用語解釈になります。特定の土地・建物における解釈は諸条件が異なる場合があるため、各担当の宅建主任者にお問い合わせください。