防音室

#09 防音室

「防音室」をマイホームに、と考えていらっしゃる方いませんか?楽器演奏室、ホームシアター、自宅カラオケ、音楽鑑賞、ピアノ教室など。用途は様々あると思います。そんな「防音室」を作ってみた我が家の事例をご紹介したいと思います。

我が家の場合、防音室を作った目的は「楽器演奏室」。一口に防音、といってもランクがありまして我が家の場合は、カラオケボックス程度の防音機能を持たせることを考えました。

その防音レベルを持たせるためにかかった費用は部品代だけで約90万円。ここに工賃がプラスされているので100万円は超えています。最高ランクの防音室にする場合、8畳で約300万はかかるといわれました。

楽器にも色々種類がありますが、我が家の場合はギターとドラム。このドラムが曲者で、実は高音がでるピアノよりドラムの低音のほうが音の響きがあるらしく、より防音性を高めないと、音がもれるそうなのです。その分金額がかさむのが痛いところですが・・・。壁やドア、窓、サッシ、排気ユニット、カーテン、天井に至るまで防音仕様です。

防音室の仕様は、防音ドア、防音窓、防音ダクト換気扇、壁紙、天井、防音壁と換気扇に至るまで、すべてが防音室用の為のもの。窓は1箇所のみ。楽器演奏室と兼ねて漫画本の収納部屋にもなっているので光をなるべくいれないように窓は小さいものを1つ付けてます。

換気扇まで防音仕様。
防音天井は学校の音楽室のような
穴があいている天井です。

ドアも防音ドアで少し重みがあります。

他に吸音するためのボードも設置しました。
ここ以外にももう1箇所設置。

壁紙もふかふかしてます。

隙間があるとそこから音がもれるので隙間ができないよう茶色のクッション材がついています。
防音のため床にはコルクマットを敷きつめその上にカーペットを敷きつめています。

これだけの設備を整えての結果は…。
生活に支障のないレベルです。大きな音で音楽を流しているとかすかに聞こえます。ドラムを叩くとこれもドラムやっているな、とわかる程度です。防音ルームはリビングと隣接しているのですが、リビングでテレビを見るときに防音ルームのドアが閉まっていればいつもと同じボリュームでも支障ありません。ドアを開けているとボリュームをかなり上げないと聞こえません。

外には窓を開けていない限りほとんど聞こえません。以前住んでいたアパートではドラムを叩くと隣の家まで聞こえていたことを考えるとかなり防音できているように思えます。思う存分楽器演奏を楽しみたいと作った防音室ですが実際はほとんど楽器を演奏することがなく、ゲーム部屋となってます。ゲームを大音量でやることもないので「もったいない」ですね。

宝の持ち腐れにならないようにじっくり話し合いをされてから防音室を作る計画を立てるのをお勧めします。
実際の防音室をショールームで体験することもできます。

我が家はDAIKENのショールームで体験してきました。
http://www.daiken.jp/index.html

すでに家を建てた方は、ユニット式の防音室はどうでしょうか?
有名な防音室といえば「YAMAHA」のアビテックス
http://www.yamaha.co.jp/ad/classicnews/

「カワイ」のナサール
http://www.kawai-os.co.jp/nasal/

こだわりの1室「防音室」楽器演奏が趣味の方にはお勧めですよ。

Writing by かずたん(ママ住まサポーター1期生)