好みを知ろう!の話題も3回目を迎えました。今回は、『柄』について扱ってみたいと思います。
柄、と一言で言っても、花柄、ボーダー、千鳥格子、アニマル柄、チェック、ドット…と様々な種類があります。
今回扱うのは同じ花柄にもイメージの違う花柄があり、同じドットでもイメージが違うドットがある。というお話です!
今回は、α、βの、2つの語群を用意してみました。
自分の好みに近い、ピンとくるワードが一番多いのは、どちらのグループでしょう?
今回はドットと花柄(ボタニカル柄)にしぼってお話しますが、柄の印象を決める要素の一つに『ライン』があります。それは『曲線』か『直線』かの2択です。
ドットでは、小~中柄くらいが一番曲線的です。極小になるとドットの曲線が認識できなくなりますので、直線よりに。ダイナミックなドットも、直線部分が多いので、ぐっと直線度が高くなります。
花柄は、お花の形が曲線をなしていますので、大柄~中柄が一番曲線的ですね。蔓や茎、葉っぱなどがプラスされていくと直線度が増し、ダイナミックな(北欧発の有名なデザインのような)花になると、更に直線度が増します。
好みのイメージの空間を作るのに、オススメなラインをご紹介していきます。
αグループが好きな方
曲線度の高いラインがオススメです。可愛らしい、女性らしい柄がよいでしょう。
βグループが好きな方
直線度の高いラインがオススメです。マニッシュですっきりした柄がよいでしょう。
いかがでしたでしょうか?
前回までの好みのカラーと組み合わせて、A-1-αグループの方は「暖色系・ビビッドカラー・可愛い花柄」、B-4-βグループの方は「寒色系・ディープカラー・ダイナミックなドット」など、オススメのカラーを、色み+トーン+柄でより具体的に知ることができます。
柄に関しては、無地で揃える派も多くいらっしゃいそうですが、ワンポイント的に柄を入れる際、同じドットでも「カッコいいドット」か「可愛いドット」か、どちらに寄せるかの基準を持っていると、全体のイメージを崩さずにアイテムをプラスできます。
貴女は曲線派ですか?直線派ですか?身の回りから、好みのイメージを逆引きするのも楽しいかもしれませんね。
プロフィール
アズマ レイコ / カラーコーディネーター
2003年に函館でカラーサロンをオープン。パーソナルカラー・パーソナルスタイル診断の他、色彩心理のセミナー、講座を開講。結婚後の転勤で、2007年から札幌での活動を始める。『HappyColorLife』主催。AFT1級カラーコーディネーター。2児の母。
イントロダクション
色彩の知識を、楽しく!わかりやすく!使える形で!お伝えすることをモットーにカラーコーディネーターとして活動しています。色彩は生活に密着した、生活を彩る要素です。このコラムでは、生活に役立つ色彩のマメ知識をお届けできればと思っています。楽しく賢く色彩のパワーを利用してみましょう!