第22回 プチガーデンバルコニー

寒かったゴールデンウィークでしたが、ようやく気持ちのいい日差しがやって来ました。
あちらこちらで花や野菜の苗を売っているのを見かけますが、「買いたいなぁ・・・でもすぐ枯らしちゃうしなぁ」とみんな同じことを思っているようですね。

バルコニーでブランチ

我が家では小さなバルコニーですがよく日曜日にバルコニーでブランチをします。花やグリーンなんてありません。外で食べるのが気持ちいいのです。椅子とテーブルさえあれば第2のダイニングルームになります。

バルコニーに出て、そこで何かをしたり、飾ったりするという事は室内のインテリアにとって、とても大事なことです。
まず外に置いたモノが中にいる人の目に入るということです。意識がバルコニーにまで届いて、家の中の面積が心理的に広がります。
椅子とテーブルは写真のような折りたたみができる物が便利そうです。
椅子がなければ中で使っている物を外に出してもいいですよね。
ガーデン家具は一度買うと冬の間しまっておくのが大変です。

ガーデンディスプレイ

ガーデニングの植物は、高さを変えて飾ると目線に変化が生まれます。下記写真のガーデニングシェルフはロマンチックなイメージにまとまりそうですね。レンガやブロックで棚板の高さに変化を付けるのも簡単な方法です。
バルコニーに飾る植物は自由ですが大きなものは土の量が多くなって運ぶのに苦労しますので気をつけて下さい。
ガーデン用の置物や蓄電式のライトなども植物の間にしのばせて見て下さい。素敵なプチガーデンバルコニーが出来上がりますよ。

川岸 敦子

プロフィール
川岸 敦子 / 二級建築士

短大卒業後、コンビニエンスストア本部に入社。インテリアの仕事をめざして退社後、町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー小樽校に入学。インテリア関連の会社を経て1991年に独立。母校にて、コーディネーションの講師を務めながら、戸建住宅、マンション、ホテル等のインテリアデザインの仕事に従事し、1997年インテリアデザイン会社 有限会社ブランを設立。住宅、マンションのモデルルーム、医療関係のインテリア等に携わる2001年 二級建築士を取得。小学3年生の子どもを持つ母親でもある。

イントロダクション
昨年末、事務所の引越しをしました。11年間ため込んだ、物・物・物の数々を整理しながら、次の場所では自分の為に空間を作ろうと決めました。一番最初に考えたのは、仕事をする時の”ここち良さ”。機能性はもちろん、美しさを前提に。インテリアという自分の仕事を見詰め直す、いい機会でした。このコラムでは、皆さんと一緒に”ここち良さ”を考えて行きたいと思います。