第24回 色彩の温度感②

20160324_01住みはじめや、引っ越しの直後は「これ以上色数を増やさない!」と思っていても、生活を続けていくうちに、空間の中に色のついたものは増えていく一方。
色数が増えてしまう時に、色の見分け方を少しだけ意識すると、バラバラ感やちぐはぐ感が軽減されます。今回は、ちょっとした小物を置く時や、多色使いのアイテムをプラスする時など、色選びの際には大活躍!する知識のレッスンです。

色の種類

赤、青、緑、と、たくさんの色の種類が存在する空間は、雑多で落ち着きがありません。
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このたくさんの色を①でお伝えしたように『温かい色』『冷たい色』で分けてみましょう。
『温かい色』がこちらで、
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『冷たい色』がこちらになります。
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グループ分けをすると、空間のまとまりが出てきます。

居住空間に相応しい色

食事をしたり、くつろいだり、と家の中の空間には、どちらかといえば『温かい色』の方が向いています。
特に北海道の住宅は、長い冬場の寒さを和らげることが大事なポイントですから、『温かい色』を積極的に使う方がよいでしょう。

モノトーンとベージュ系

ベーシックカラーでいうと、モノトーンは『冷たい色』の仲間で、ベージュ系のほとんどは『温かい色』です。第19回『茶色を極める!』でお伝えしたように、やや『冷たい色』よりの茶系の色もありますので、シックやスタイリッシュな空間を作りたいときには『冷たい色』のベージュ系を使うとよいと思います。

まとめ

空間に飾るお花や、マグカップ、ランチョンマット、といった小物選びの際、床や壁の色が『温かい色』なのか『冷たい色』なのかを見極めて揃えると、空間全体に落ち着きがでます。次に増えるアイテムの色選びが、ぐんと楽になりますよ!

アズマ レイコ

プロフィール
アズマ レイコ / カラーコーディネーター

2003年に函館でカラーサロンをオープン。パーソナルカラー・パーソナルスタイル診断の他、色彩心理のセミナー、講座を開講。結婚後の転勤で、2007年から札幌での活動を始める。『HappyColorLife』主催。AFT1級カラーコーディネーター。2児の母。

イントロダクション
色彩の知識を、楽しく!わかりやすく!使える形で!お伝えすることをモットーにカラーコーディネーターとして活動しています。色彩は生活に密着した、生活を彩る要素です。このコラムでは、生活に役立つ色彩のマメ知識をお届けできればと思っています。楽しく賢く色彩のパワーを利用してみましょう!