第7回 およばれの手土産には？！

年末年始は忘年会やクリスマス、新年会等で、パーティーやおよばれが最も盛んな季節です。我が家も、子供達の誕生日に続きクリスマス、年末年始は帰省、というハードスケジュールで、パーティーやお土産の準備等で大忙しです。

ところで、およばれの際の手土産や、シーズンごとの贈り物、何にしたらよいかと悩んだ経験がある方もいらっしゃると思いますが、そんなときに是非お勧めしたいのは、「Champagne＝シャンパン*」です。ホームパーティーが盛んな欧米でも、手土産として、シャンパンやワイン、お花がとても人気だそうです。

シャンパンが他のスパークリングワインと区別される最も重要な点は、その「限定性」にあるといえます。フランスのシャンパーニュ地方で造られ、ブドウ品種や製造法などの厳しい規定を満たしたもののみ、「シャンパン」と名乗ることができるのです。「由緒正しいお家柄」とでも言いましょうか、多少値は張りますが、どことなく格調高く華やかな雰囲気があり、ギフトには最適です。
また、他のワインと違って合うとされる料理の幅が広く、最初の前菜から最後のデザートまで一本で通すことができるといわれています。その万能さも、手土産の王道といわれるゆえんであるのかも知れません。
とはいえ、シャンパンにも実に様々な種類があり、一体どれを選んだらよいか迷ってしまいます。まずは予算と相談して、お相手の好みのブランドがあればそちらを。身内や親しい間柄でしたら、エチケット（ラベル）などでイメージに合うものを探してみるのも楽しいですよ。

中にはこんなにかわいいシャンパンもあるので、今回はこちらをご紹介します。

ボトルのご紹介

Janisson Baradon Vendeville Brut
（ジャニソン・バラドン ヴァンドヴィル ブリュット）
原産国：フランス　シャンパーニュ地方
価格：4500～6000円
1922年創業の、RM（レコルタン・マニピュラン＝自社畑のブドウのみでシャンパンを造る生産者：造り手のスタイルや個性がきわだって感じられるのが大きな魅力）で、家族経営で丁寧に生産されています。RMは、シャンパン愛飲者の間で今非常に人気が高まっています。Brutとは、辛口のことです。古希（樹齢30年以上）を尊重し、1999年以降完全無農薬で栽培されています。
そして、何と言ってもこのかわいらしいピンクのハートに注目です！女性なら誰でも喜びそうなヴィジュアル。そして、エチケットには、当主が敬愛するお祖母様の名前が付けられ、「家族愛が何より大切」というメッセージがこめられています。
ミュズレ（コルクを押さえる金属の部分）もハートという徹底振りです。

アタックは繊細でクリーミー。酵母の香ばしさ、きりっとした酸味、そしてふくよかながら、芯の強さも感じられます。

手土産には、飾る場所を選ばない小ぶりなブーケを添えてはいかがでしょう？]

クリスマスパーティーでも、黄金色に輝くシャンパンが一本あれば場が華やぎます。フレッシュなイチゴを使ったデザートとの組み合わせは、見た目も味も、好相性。

こちらのケーキは、中央区伏見にある「奏春楼」のものです。

他、結婚記念やお誕生等のお祝い時に、家族でご馳走を囲む際のお供として。和食とも良く合いますので、新年のおせちと一緒にいただくのもおすすめです。また、2月のバレンタインにチョコレートと合わせてもピッタリです。

それでは、皆様どうぞ楽しいクリスマス、そして良いお年をお迎え下さい。

※最近ではフランス語読みに近い、「シャンパーニュ」と呼ばれることも多いです。このコラムでは、日本で定着している「シャンパン」で統一し、地名は「シャンパーニュ地方」と表記しました。