第19回『茶色を極める!』でお伝えした茶色の見分け方ですが、最後にちょっと触れたように、髪のカラーリングにも活かせます。今回は、ナチュラルメイクに欠かせない、茶色の見分け方から派生した、髪とメイクのお話をお届けします!
前回お伝えしたように、茶色には2種類あります。
『赤みの茶』と『黄みの茶』です。
ほとんど「どちらも似合う」という方はいらっしゃいません。
「どちらか」が似合い、他の色みはちょっと野暮ったくみえたり、老けてみえたり、とNGカラーです。
茶色の見分けは、ナチュラルメイクを美しくするステップの大事なひとつです。
「どちらが似合う」か、是非、比べてみてください!
眉毛に使うアイブロウは、ペンシルタイプのもの、パウダータイプのもの…と種類はありますが、
たいていは明るめか暗め、程度のバリエーションがあるものです。
それ以外にも、だいたい似たようなナチュラルな色でも大抵のメーカーで
『赤みの茶』か『黄みの茶』は揃っています。
似たような明るさのものを比較して、「赤っぽい」「黄色っぽい」かを見定めてみてください。
アイシャドウはパレットで買われる方の方が多いかと思います。
パレットになっている方が『赤み』か『黄み』かを見分けやすいかもしれないですね。
だいたい、シルバーとセットになっているのが『赤み』。
ゴールドとセットになっているのが『黄み』です。
ブラウン系はなんといってもナチュラルメイクには欠かせません。
どちらが似合うかを『赤み』か『黄み』かという視点で比べてみると、
たくさんあるカラー展開の中でも迷うことが少なくなりますよ!
茶色は基本的には、「黄み」を帯びたものが主流です。
「ヘアカラーが似合わない」「明るい色が苦手」という方の中には、
『赤みの茶』の方が得意なタイプの方が多いです。
だからといって、赤み強すぎる茶色は、かなり派手でナチュラル感とは遠くなりがちなものです。
冒険はせずに、自然な黄みの少ないダークカラーを選ばれるのがオススメです。
茶系は、髪色や眉、アイメイクには欠かせないカラーです。
どっちが似合うか、『黄み』か『赤み』かという選び方で見極めると、
ナチュラルメイクの質がぐっと変わります。
次回は、同じくメイクに欠かせない赤とピンクのお話をお届けします。
プロフィール
アズマ レイコ / カラーコーディネーター
2003年に函館でカラーサロンをオープン。パーソナルカラー・パーソナルスタイル診断の他、色彩心理のセミナー、講座を開講。結婚後の転勤で、2007年から札幌での活動を始める。『HappyColorLife』主催。AFT1級カラーコーディネーター。2児の母。
イントロダクション
色彩の知識を、楽しく!わかりやすく!使える形で!お伝えすることをモットーにカラーコーディネーターとして活動しています。色彩は生活に密着した、生活を彩る要素です。このコラムでは、生活に役立つ色彩のマメ知識をお届けできればと思っています。楽しく賢く色彩のパワーを利用してみましょう!