「女性らしい色」「女性が好む色」の定番と言えば、やはり「ピンク」ではないでしょうか。たとえば、内装がピンクでまとまったお店には男性客は「女性向けの空間」という印象を感じて入り難さを感じるように、「女性らしさ」を象徴する色でもあります。今回はそんな女子カラー「ピンク」についてお話ししたいと思います。
ピンクは美容効果やアンチエイジング効果でも知られています。
「綺麗になる」「リラックスできる」ピンクは女性の味方!働く女性も、子育てに頑張るママも、若々しく人生を謳歌したいシニア世代でも、年代を問わずピンクは「身体にいい色」です。
服に積極的に取り入れるのは抵抗のある方も多いかと思いますが、インテリアや小物、特にドレッサー周りなどには是非積極的にとりいれたい色です。
ピンクの効果として一番有名なのは『女性ホルモンの分泌を促す』というものではないでしょうか。
譬えがあまりステキじゃありませんが、海外では刑務所で部屋の壁の色をピンクにすることで囚人のメンタルの状態を管理する方法が実用化されています。
犯罪と男性ホルモンの関係について今は触れませんが、女性ホルモンの分泌を促すピンクが、「心を穏やかに保つ」「リラックスする」といったような心理効果をもたらすことはよく知られています。
まさに女性の味方!生活に積極的に取り入れたい色の1つです。
ピンクは女性らしい色であるがゆえに女性にとっても難しい色です。若作りしているように見えてしまう、とか、過剰に女らしさをアピールしている気がする…等、手にとりにくい、と思っている女性も多いようです。
フューシャピンク、桜色、桃色、サーモンピンク…とピンクにも様々なバリエーションがあります。
『第3回 「赤」の感度』でお伝えしたように、女性の赤系を見分ける感覚は男性よりも優れています。
派手すぎるピンクは苦手、という方も是非繊細な目でピンクを見分けて、御自分の感覚にマッチするピンクを見つけてみて下さい。
アンチエイジング効果もあり、ストレスを和らげる。毎日忙しい現代女性こそ、賢く利用したいものですね。
プロフィール
アズマ レイコ / カラーコーディネーター
2003年に函館でカラーサロンをオープン。パーソナルカラー・パーソナルスタイル診断の他、色彩心理のセミナー、講座を開講。結婚後の転勤で、2007年から札幌での活動を始める。『HappyColorLife』主催。AFT1級カラーコーディネーター。2児の母。
イントロダクション
色彩の知識を、楽しく!わかりやすく!使える形で!お伝えすることをモットーにカラーコーディネーターとして活動しています。色彩は生活に密着した、生活を彩る要素です。このコラムでは、生活に役立つ色彩のマメ知識をお届けできればと思っています。楽しく賢く色彩のパワーを利用してみましょう!