第25回 トスカーナの白ワイン×タコとじゃがいものサラダ

先日レストランで、「タコとじゃがいものサラダ」を注文しました。ワインにピッタリな上、タコとじゃがいもの食感の絶妙な組み合わせに感動していると、ふと、以前フィレンツェでこの料理を習ったことを思い出しました。早速レシピを探し出して作ってみると、とても美味しく出来、しかも簡単!という再発見ができました。是非ワインのお供に作ってみてください。

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タコとジャガイモのサラダ

<材料>2人分

  • ゆでタコ、または蒸しタコ 1パック
  • じゃがいも 2個
  • パセリ 適量 みじん切り
  • レモン汁 小さじ2(お好みで増やしても可)
  • にんにく 1/2片 すりおろす 
  • エキストラバージンオリーブオイル 大さじ1.5
  • 塩、コショウ
  • バゲット (お好みで)

作り方

  1. ゆでタコは食べやすい大きさに切る。
  2. じゃがいもは食べやすい大きさに切り、ゆでる。(ほんの少し酢を加えてゆでると、崩れにくい)
  3. ボールにオリーブオイル、レモン汁を入れてよくかき混ぜて乳化させ、さらに塩、コショウを混ぜる。(タコに塩分がしっかりついている場合があるので、タコの味を見て塩は加減する。)
  4. ③のボールに①、②を和え、パセリをふる。
  5. 皿に盛り、黒コショウをひく。
  6. お好みで、バゲットを添える。

*フィレンツェの料理教室では生のタコを一匹使い、大きな鍋に赤ワインを入れて丸ごとゆでました。それを日本の家庭でやるのは難しいので、市販のゆでタコを使えば十分だと思います。この時期、魚屋さんには美味しそうな道産のものが並んでいます。折角ですので、地元の新鮮なタコを使ってみてはいかがですか?

一緒に合わせたワイン

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CAPSULA VIOLA VINO BIANCO(カプスラ ヴィオラ ビアンコ)
原産国:イタリア・トスカーナ地方
価格:1300円前後

歴史あるイタリア・トスカーナの名門ワイナリー、アンティノリが造るサンタ・クリスティーナシリーズ。シトラスや花の香り、フルーティーで爽やかな辛口です。アルコール度数は11度と、ふつうのワインに比べて少し低めで、すっきりとした飲みやすさが特徴。タコとじゃがいものサラダとは、味だけでなく、ボトルの色合いまでも料理の雰囲気にピッタリです。

<ワインと料理の組み合わせ豆知識>

ワインと料理の組み合わせにはいくつかパターンがありますが、「色」を合わせるのもその一つです。例えば、ホワイトソースのような白いソースには白ワイン、トマトや赤ワインなどの赤系のソースには赤ワインを合わせる、という具合です。ですがあくまでもこれは基本で、個人の味覚や感覚によっては「ちょっと違う?」と感じることもあります。今回の「タコとじゃがいものサラダ」では、それぞれの身の「白」に合わせて私は「白ワイン」を選びましたが、タコの皮の色に合わせて、ロゼワインを合わせてみても面白いマッチングとなるかも知れません。ご自身の感覚に合わせて、色々トライしてみると楽しいですよ!

松本 裕子

プロフィール
松本 裕子 / ソムリエ、食育インストラクター

国内大手航空会社にて国際線客室乗務員として約10年サービスにあたる。(社)ソムリエ協会認定ソムリエ資格取得。東京の田中伶子クッキングスクールで学び、全国料理学校協会教員資格、及びNPO食育インストラクター資格を取得。海外ステイやオフを利用し、各国のお料理教室(フィレンツェ、バンコク、ホーチミン)やお花、お菓子教室(パリ)に参加。2010年より札幌在住。双子の母。

イントロダクション
ワインは、相性の良い料理と組み合わせることによって、そのどちらも美味しくする相乗作用があるだけでなく、脚の長いグラスに注がれた佇まいが美しく、女性にとても似合うお酒です。小さなお子様をお持ちの方でも、気軽にワインを食卓に取り入れていただける様に「食材やワインは身近なお店で手に入るもの」とし、簡単に「おうちワイン」を楽しむ参考になればと思います。