2月はまめまき、バレンタインなど、イベントもたくさんの月です。
北国は一番積雪がある季節です。
楽しいイベントがあるのは、寒い中にもウキウキ感があっていいものですね。
バレンタインは、手作りするのも、作る過程が楽しいですし、チョコを選ぶのもまた、渡す相手の喜ぶ顔を想像して、選ぶ楽しさがあります。いずれにせよ、誰かのために選んだり、作ったりすることは自分の喜びになるものです。
さて、こんなときこそ娘と母が、また友達同士が、キッチンでチョコレートを作るなんて姿、見られるのではないでしょうか。
そこで、みんなで囲めるオープンキッチンのスタイルを検証します。
みんなでキッチンを囲んで、ワイワイにぎやかにもの作りを楽しむなら、やはり対面のオープンキッチンがおススメです。
そして、リビング側からもアクセスできて、キッチンから洗面、お風呂のゾーンにもアクセスできる、3WAY(スリーウェイ)の配置が理想です。
島のように壁から離したアイランド型のキッチンは、リビングとダイニングとキッチンをつなげた LDKキッチンに向いています。
キッチン本体の奥行きが90センチ~110センチある カウンターキッチンは みんなで作業したり、食卓として使ったり、あるいは自分の空間として本を読んだり家計簿をつけたり、マイカフェのスペースとして 有効活用できます。
キッチンでありながら、家具としての要素を兼ねている、そんなイメージでしょうか。
気をつけなくてはならないのは、丸見えになるので、後片付けは手早く行うこと、においがこもらないように換気に注意して、ごみの始末ができることが必要です。
換気扇の機能やデザイン、静音シンク、食洗機、IHヒーター、照明機器、水栓のデザイン、の選択もポイントになります。
そしてリビングでイスに座った時にキッチンを見て どの角度まで視野に入るか、どこまでキッチンが見えるかも考えて、みましょう。
ふきんかけやまな板置き場も、生活感があまり見えないように、オシャレなスタンド式のふきんかけやかわいいまな板で、 リビング空間全体のスタイリングに合わせて演出してみるなどの工夫が大事です。
先に述べたように3WAYキッチンであれば、どの方向からもアプローチできるのでゴミの処理にもこまめに動く事もでき、来客があったときは 洗面所や脱衣所に一時的にゴミを避難しておく事も可能です。
娘や孫や嫁となかよくキッチンにたってお料理したいのは、ミセスの夢です。
あこがれのキッチンを想像して、そして、創造することの楽しみ、これは新しいキッチンだけでなく、今のキッチンでも 快適なポイントをひとつ工夫することで、得られます。
調味料の並べ方やパッケージをかわいく揃える工夫だけでも、気分は変り、キッチン空間が楽しくなります。
対面式のカウンターキッチンのスタイルは、家族の団らんやコミュニケーションの場として、ミセスの夢も大きく膨らみます。
プロフィール
阿部 美子 / キッチンスペシャリスト
専業主婦を経て二人の子どもを一人で育てながら 水廻りメーカーのアドバイザーとして約10年、従事。「キッチン」の奥深さと魅力に惹かれ、キッチンスペシャリスト資格、(社) 日本ライフスタイル協会北海道唯一のリビングスタイリスト講師、CS(顧客満足クレーム対応)スペシャリスト 日本実務能力開発協会認定コーチの資格取得。(社) 日本デザイン学会 鈴木 昇氏に師事。「Happyキッチン講座」「リビングスタイリスト講座」「キッチンお悩み相談室」を随時開催。「お悩み解決!ココロもスッキリ!快適なキッチンから始まる楽しい暮らし、家族の笑顔を応援します」をコンセプトに始業。ララプラスキッチン代表。
イントロダクション
毎日つかうキッチン空間だからこそ気持ちよく心地よい空間でありたい。おかあさんのニコニコした顔から家族の安心が生まれます。おかあさんがいつもルンルン♪お料理をつくってルンルン♪おかたづけができる、そんな暮らしのヒントを女性のミカタ(味方&見方)で お伝えします。→Blog「キッチンアドバイザーのミセスのミカタ」