第28回 インテリア・アクセサリー

なんだか人にプレゼントをしたくなってくる季節です。
東京の某有名インテリアショップからギフトカタログが届きました。
この季節は心が温かくなるインテリア小物が目に付きますね。
というわけで今回はインテリア・アクセサリーのお話です。

小物の高さ

モデルルームのセッティングで必要な、素敵なインテリア小物を年中探していますが、
色と質感はもちろんですが、小物の高さには気を使います。特にテーブルのセッティングはお皿やティーカップなど低いモノが多いので低・中・高とバランスのとれた三角形を作るように心がけています。
下の写真はどちらも食卓テーブルのお茶のセッティングですが、高さを出すために真ん中の写真は右奥にキャンドルホルダーを、左の写真は白いアクセサリーホルダーにアイビーリーフをからませています。

色合わせ

左の写真はポットのカーキ色とカップのソーサの葉っぱの柄の色が、真ん中の写真はポットの黄色い柄と花器にいけたマリーゴールドの花の色がマッチしています。
また、置いたものがバラバラにならないようにプレースマットやトレーで小物をつないでいますが、それぞれナチュラルなイメージとクラッシックカントリーの内装イメージに合うように色の強さに注意をして選んでいます。
右の写真は壁に作った飾りのくぼみ(ニッチといいます)のブルーは手洗ボウルの柄のブルーと合わせています。
ネコが今にも下に降りようとしている緊張感が逆に見る人を和ませてくれますね。

インテリア小物にはしゃれが効いているモノがたくさんあって・・・
だから選ぶのも楽しいし、人にプレゼントしたくなってしまうんですね。

川岸 敦子

プロフィール
川岸 敦子 / 二級建築士

短大卒業後、コンビニエンスストア本部に入社。インテリアの仕事をめざして退社後、町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー小樽校に入学。インテリア関連の会社を経て1991年に独立。母校にて、コーディネーションの講師を務めながら、戸建住宅、マンション、ホテル等のインテリアデザインの仕事に従事し、1997年インテリアデザイン会社 有限会社ブランを設立。住宅、マンションのモデルルーム、医療関係のインテリア等に携わる2001年 二級建築士を取得。小学3年生の子どもを持つ母親でもある。

イントロダクション
昨年末、事務所の引越しをしました。11年間ため込んだ、物・物・物の数々を整理しながら、次の場所では自分の為に空間を作ろうと決めました。一番最初に考えたのは、仕事をする時の”ここち良さ”。機能性はもちろん、美しさを前提に。インテリアという自分の仕事を見詰め直す、いい機会でした。このコラムでは、皆さんと一緒に”ここち良さ”を考えて行きたいと思います。