第26回 クッション

今年は急に秋が訪れたという感じがします。
暖房をつける前の今の時期が寒い季節で、ソファに座っていても足はソファの上、クッションを抱えたくなってしまいます。クッションは気分を変えるにはとても手軽なインテリアです。インテリアショップでも、バラエティー豊富なクッションカバーが並んでいます。

標準サイズは45センチ×45センチで、何個置いてもサマになるサイズです。
その他30センチ×30センチや30センチ×20センチなど飾りにしたいサイズなどもあります。
価格は500円位からありますがカバーの生地が本物の革製だったりすると、3万円5万円という高額なモノもあります。
でも一般的には1500円から5000円位が主流になっています。左の写真のオレンジの生地に丸いポンポンが付いたものは3800円でその下の黄色は1200円でした。(中のパンヤは別途1個500円)

インテリアのイメージに合わなくてもなんかしっくりいってしまうのがクッションです。
色も大事ですがそれよりも表面の質感で楽しんでしまいましょう。

下の写真はホテルのようなしつらえで、足元のベンチの上にクッションをセットアップしています。カバーの生地が2色のコンビ張りで落ち着いた印象です。

川岸 敦子

プロフィール
川岸 敦子 / 二級建築士

短大卒業後、コンビニエンスストア本部に入社。インテリアの仕事をめざして退社後、町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー小樽校に入学。インテリア関連の会社を経て1991年に独立。母校にて、コーディネーションの講師を務めながら、戸建住宅、マンション、ホテル等のインテリアデザインの仕事に従事し、1997年インテリアデザイン会社 有限会社ブランを設立。住宅、マンションのモデルルーム、医療関係のインテリア等に携わる2001年 二級建築士を取得。小学3年生の子どもを持つ母親でもある。

イントロダクション
昨年末、事務所の引越しをしました。11年間ため込んだ、物・物・物の数々を整理しながら、次の場所では自分の為に空間を作ろうと決めました。一番最初に考えたのは、仕事をする時の”ここち良さ”。機能性はもちろん、美しさを前提に。インテリアという自分の仕事を見詰め直す、いい機会でした。このコラムでは、皆さんと一緒に”ここち良さ”を考えて行きたいと思います。