第11回 「人」を整理する方法!?

今回の整理の話はちょっと違った角度からの話です。以前、ビジネスマン向けの整理の講演をしたところ、司会者から「先生、興味深いお話しありがとうございます。みなさんも身近な所からの整理を初めてはいかがでしょうか。まずは女性の整理とか・・・」で、場内、大爆笑に。女性蔑視の声も聞こえて来そうですが、その件は置いておくとして、人の整理もモノと同じ様に整理の手法が成り立つのでしょうか。女性サイドの声としても「捨てたくても中々、捨てられなくて困っているモノは何ですか」との答えで「主人です」との珍回答もありました。単なるジョークならいいのですが・・・・

モノが捨てられない理由の第一位の理由として挙げられるのは「高価だったから」です。
そして「小さいモノ」も置き場所を取らない点で捨てないことが多いです。「壊れていないモノ」も捨てにくいです。あとは「捨て方がわからない」と「しがらみがあり捨てられない」となります。人間関係において「捨てる」と言う言葉を使うと非情な感じがしますので「別れる」と置き換えることが出来ると思います。となると「捨て方がわからない」=「別れ方がわからない」となり「しがらみがあり別れられない」ということですよね。

年賀状のやり取りの関係にも当てはまりそうですね。長いこと年賀状だけのお付き合いで、それが負担になっているようなら、ちょっと考えが必要かも。そんな時はいきなり年賀状を送るのを辞めるのではなく、暑中見舞いをメールで送ってみてはいかがでしょう。そして、それ以降の年賀状はメール送信に切り替えるというのも1つの方法かも知れません。
参考:無料グリーティングカード

先方も「この人、年賀状はデジタルで送る様にしたのかな?」と思ってくれるでしょう。1年以上使っていないモノをバッサリ捨てる手法は人間関係においてはやはり難しいでしょうね。

萩中 留美子

プロフィール
萩中 留美子 / 公認整理収納アドバイザー

札幌出身。短大卒業後をニトリに入社、販売員を経て単身渡米。カレッジにてインテリアデザインを専攻し、学位取得。帰国後、インテリア・住宅関連等の仕事に従事し、2008年に独立、PIC & Designを設立。現在、公認整理収納アドバイザーとして講演活動や「汚宅」の片付け業務に携わる。道新文化教室(千歳)、経専北海道観光専門学校、経専調理製菓専門学校にて講師担当。

イントロダクション
短大を卒業してからニトリに入社し、販売員を経て単身渡米しました。アメリカの大学でインテリアデザインを学び、帰国してからはインテリアや住宅関連の仕事に携わり、2008年に独立しました。このブログでは整理収納アドバイザーが片付けのヒントになるような、「目から鱗」のお話を伝えていきます。また、整理収納のセミナーも随時開催中です。