残暑見舞い申し上げます。風鈴の音や虫の声を聴いて、涼しいと感じるのは日本人特有の感覚と聞いたことがあります。日本は季節を彩る様々な生活用品があり、このお陰でどうしてもモノが増える傾向にあります。今時期でしたら浴衣、下駄、水着、キャンプ用品、香取線香、そうめん鉢、扇風機、イグサ、すだれ等、衣食住に渡り多種多様に出てきます。
これらのモノも1年に1度でも使っていれば、使用頻度が低くても必要なモノと考えられます。しまう時に夏用品として、しかるべき場所に収納していると思いますが、この時にちょっとしたコツがあります。
それは使用目的が同じモノは一緒にしまうということです。なーんだ、そんな事かと侮るなかれ・・・・これを忠実に守るだけでグーンと季節用品の出し入れがスームズになるのです。例えば、夏場に大活躍の扇風機ですが単体でしまっている方がほとんどだと思います。ここで暑くなるとよく使うモノを考えてみます。そうすると冒頭に上げたモノが頭に浮かびます。これらを一緒の箱、もしくは近くにまとめておくのです。
扇風機はかさばるので同じ箱に入らないかも知れませんが、夏物グッズとセットでしまっておけば、夏物の目印になりますよね。
日頃の家事をする時もこれと同じ考えで、一緒に使うモノはまとめておきます。アイロン、アイロン台、スプレーのり、当て布は全て一箇所にまとめて置いてありますか?バラバラにしまっているようでしたら、今すぐ、一緒の指定席を作ってあげて透明のバスケットなどにしまうと良いでしょう。そして、箱に入れたモノは中身は何かマスキングテープにマジックで書いて貼って置きます。段ボールの箱なら直に書いても良いですね。
こんな何気ない変化でも1つ1つを見直して、収納を工夫するだけで俄然、家事のスピードがあがり、作業や仕事が楽になってきます。是非、お試しあれ。
プロフィール
萩中 留美子 / 公認整理収納アドバイザー
札幌出身。短大卒業後をニトリに入社、販売員を経て単身渡米。カレッジにてインテリアデザインを専攻し、学位取得。帰国後、インテリア・住宅関連等の仕事に従事し、2008年に独立、PIC & Designを設立。現在、公認整理収納アドバイザーとして講演活動や「汚宅」の片付け業務に携わる。道新文化教室(千歳)、経専北海道観光専門学校、経専調理製菓専門学校にて講師担当。
イントロダクション
短大を卒業してからニトリに入社し、販売員を経て単身渡米しました。アメリカの大学でインテリアデザインを学び、帰国してからはインテリアや住宅関連の仕事に携わり、2008年に独立しました。このブログでは整理収納アドバイザーが片付けのヒントになるような、「目から鱗」のお話を伝えていきます。また、整理収納のセミナーも随時開催中です。