「気がつけば、部屋いっぱいにおもちゃを出す息子(娘)がいるのでどうやったら綺麗に片づけられるのか、おもちゃの収納を教えて欲しい」という悩みを持つ方、多いのではないでしょうか。多分、どんな子供でも飽きたら次のおもちゃへとどんどん、出してしまうのでしょうね。どうしても子供の手の届く場所におもちゃがしまってあると散らかってしまいます。
やはり、子供が自由に触れるおもちゃと親が取り出して使わせるおもちゃに分けて収納する必要がありますね。全てを床の上や低い所に置いてしまうのではなく、高さを工夫して上段、中段、下段というようにしてはいかがでしょうか。
収納には見せる収納と隠す収納の2種類があります。特にお子さんが気に入っているぬいぐるみやおもちゃは、常に目に入る位置でお子さんが自由に触れるように飾って収納されると良いと思います。小さなおもちゃは大きめのキャスター付きのバスケットに収納されるのも良い方法です。そうすれば、散らかした後もその場所までバスケットを移動してお子さんと一緒にしまい、元の場所にコロコロ転がして移動できます。色別のカゴを用意されて赤いカゴはブロック、青いカゴはぬいぐるみ、黄色いカゴはママゴト用などと用途分けをして、モノの指定席を作ることも肝心です。
本来は中味が見える半透明のカゴがオススメですが、逆にカゴを見える場所に置く場合には藤や自然素材のカゴにされると見た目もナチュラルな感じでおしゃれです。
また、リビングに出窓を作って、綺麗に飾るつもりが、モノだらけでキレイどころか、雑多な雰囲気になってしまった・・・こんな風に見せる収納がうまく行かない場合は隠す収納に切り替えてみては?
どうしても飾りたいモノ1つだけを残して、後は置き場所を出窓から移動してみましょう。
見せる収納はディスプレイなので、そこに置くモノに統一感が必要になります。鉢植え、写真、置時計など種類の違うモノでは、なかなかうまくいかないのです。収納の基本は「隠す収納」として、片付けが上手くいくようになったら「見せる収納」にチャレンジしてみましょう。
プロフィール
萩中 留美子 / 公認整理収納アドバイザー
札幌出身。短大卒業後をニトリに入社、販売員を経て単身渡米。カレッジにてインテリアデザインを専攻し、学位取得。帰国後、インテリア・住宅関連等の仕事に従事し、2008年に独立、PIC & Designを設立。現在、公認整理収納アドバイザーとして講演活動や「汚宅」の片付け業務に携わる。道新文化教室(千歳)、経専北海道観光専門学校、経専調理製菓専門学校にて講師担当。
イントロダクション
短大を卒業してからニトリに入社し、販売員を経て単身渡米しました。アメリカの大学でインテリアデザインを学び、帰国してからはインテリアや住宅関連の仕事に携わり、2008年に独立しました。このブログでは整理収納アドバイザーが片付けのヒントになるような、「目から鱗」のお話を伝えていきます。また、整理収納のセミナーも随時開催中です。