見ていて楽しくなる器のお店を紹介します

#23 見ていて楽しくなる器のお店を紹介します

これまで、器にあまり興味のなかったのですが、先日、友人の家でなぜか気になる器を見つけました。聞けば、札幌市内にある「うつわ、こまものKohze(コウゼ)」で手に入れたそう。
そこで早速、そのお店を訪ねてみることにしました。

地下鉄東西線西18丁目駅から歩くこと約4分。
「Kohze」は、北海道立近代美術館のそばにありました。

お店に一歩足を踏み入れると、そこはどこか隠れ家的な雰囲気。
そして、店主の徳木有紀子さんが笑顔で迎えてくれました。

ギャラリー市田ハイツの外観。ここの1階になります。

どこから見ようか目移りしてしまいます。

お店に並ぶのは、道内外の作家さんが作り上げたさまざまな器。
徳木さんに、「Kohze」という店名について聞いたところ、「カッコヨク、タノシク行コウゼ」という意味とのこと。

そう聞くと、器たちがなんだか男前に見えてきました。

お店の中を見渡して、まず気になったのが、水玉模様のコーヒーサーバーと横縞のコーヒードリッパー。
ぽてっとした容姿に思わず笑みがこぼれました。

左側のコーヒードリッパーは2,500円、
コーヒーサーバーは4,800円。
右側のコーヒードリッパーは2,800円、
コーヒーサーバーにもなるピッチャーは3,800円。

マグカップもいろいろ(1,200円から)

さらに目を引いたのがフライパンのように取っ手付きの土鍋。料理を作ったら、そのまま食卓に並べることができるので、洗い物も減って主婦にはうれしいかも。
何よりおしゃれだし!

器としても活躍。土鍋(4,500円)

クジラがアクセントになっている白いお皿(1,600円から)のシリーズ。
汁気のある料理でも水分がしみ込みにくく、使い勝手がいいそうです

白と黒の平皿は定番人気だそう。

徳木さんいわく、黒いお皿には鮮やかカラーの料理を盛るのがおすすめだとか。料理の色が栄えて、さらにおいしく見えると教えてくれました。

平皿は1,350円から。お手頃価格がうれしいですね。

こちらは、小さめのお茶碗。器の中には、哀愁漂う猫の後ろ姿と「ごちそうさま」文字が。
こんな愛らしいお茶碗なら小食の息子もご飯を残さず食べてくれるかもしれないなあ。

ほかにもサクランボや豆が描かれたお茶碗もありました(2,000円)

子供のお茶碗の購入を迷っている私に、徳木さんは、「あるお客さんは、マグカップを買うか買わないか迷って、結局、買わずに帰られたんです。するとある日、『マグカップの夢を見たからやっぱり買いにきました!』ってお店に来てくれたんですよ。買うか買わないか迷ったら、お家でじっくり考えて、気になったらまた訪れてくださいね」と声を掛けてくれました。

優柔不断な私にとっては、ありがたいお言葉。今夜、夢にあのお茶碗が出てきたら、またお店に足を運んでみようかな。いや、夢に出てこなくても、また訪れそうな気がする!

まとめ

「Kohze」には、個性がありながらも日常使いしたくなる、気取らない器がたくさん並んでいました。カップや器は、毎日使うものだからこそ、お気に入りのものを手に入れて食卓に並べれば、毎日の食生活もぐんと楽しくなると感じた一日でした。器好きの人はもちろん、新しい季節の始まりに器を新調したいなんて考えている人は、「Kohze」をのぞいてみませんか?

うつわ、こまものKohze
住所/札幌市中央区北1条西18丁目1-52 ギャラリー市田ハイツ102号室
電話&ファクス/011-622-1238
交通/地下鉄東西線西18丁目駅3番出口から徒歩約4分
駐車場/なし
営業時間/12時ごろ~19時30分(日・祝日12時ごろ~18時30分)
定休日/月・火・水曜日 祝日は営業。不定休あり

Writing by まるみ